鍼灸は東洋医学あるいは漢方医学の一分野として中国に起源をもつ我が国の伝統的医療です。鍼灸は古代中国に発祥し、6世紀の初頭、飛鳥時代に仏教伝来と時を同じく渡来したと云われています。江戸時代の日本では経絡治療として日本でも独自の進化をとげていた、歴史ある効果的な治療法です。
鍼灸は体の経穴(ツボ)やトリガーポイント(筋肉の硬い部分)に鍼と灸を施す極めて自然な療法であり、治療行為でありながら薬剤を使用する事なく効果を発揮します。薬を使わないので薬害のような副作用が無いのも鍼灸の大きな特徴です。
鍼灸は、一見痛そうに見えて痛くありません。深層の筋肉にアプローチして身体をリラックスさせ、新陳代謝を促し、正常な状態に調整します。また鍼灸は世界的にも有名で現在では米軍でも取り入れられています。主に下記の症状が適応となります。長年痛みに悩まされている方は是非おためしください。
上記以外にもさまざまな症状に対応しております。お気軽にご相談ください。
舌痛症とは舌に炎症や潰瘍などの明らかな病変がなく、歯に異物や気になる補綴物もなく、病院や歯科で診察や検査をしても異常がないのに、舌に慢性的なひりひり感、ぴりぴり感、灼熱感などの痛みを訴える疾患です。30代以降の女性に多く、食事中や歯磨き中など何かに熱中している時には痛みを感じないことが多いのが特徴で、歯科心身症の代表的な疾患です。
当院では舌痛症(バーニングマウス症候群)や非定型歯痛の鍼灸治療にも取り組んでいます。西洋医学的にも舌痛症(バーニングマウス症候群)や非定型歯痛の原因として、筋筋膜痛(筋肉のこり)が関与していることが非常に多いので、筋肉をゆるめ血行促進の効果がある鍼灸治療が有効な場合が多いです。東洋医学的観点の鍼灸治療で効果を発揮することもあります。舌痛症、非定型歯痛、噛み締め、歯ぎしり、ドライマウス(口腔乾燥症)などでお困りの方は、一度ご相談ください。